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野口 ゆき NOGUCHI Yuki 

神奈川県横浜市出身

歯科衛生士

​整理収納アドバイザー1級​

清泉女学院 中学高等学校 OG

鶴見大学短期大学部歯科衛生科OG
Embassy English Brisbane/Melbourne留学​

 

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こんにちは、はじめまして
野口ゆきです。


学生生活を終えて
歯科衛生士として仕事スタート。
興味があった海外留学1年間経験して、
結婚して、
程々のトラブルや希望を味わいながら生活すると思ってました。

しかし
がん治療を受けることになり
「目の前の出来事すべて、私なら乗り越えられるはず」
と本心に耳を傾けず
ポジティブ思考になり1人で頑張り始めます。
さらに家族や職場の人にも
その価値観を押し付けて巻き込みどんどん苦しくなってた私。


「とりあえず」
「いつか使う」
「まだもったいない」
とモノに溢れた空間を手放し

「OOすべき」
「OOしたほうが絶対いい」
「OOしなきゃ」
の縛られた考え方を手放したら、
自分の本心に従ってやりたいこと叶え始めた私について書こうと思います。




私の今のプロフィールを簡単に書いておくと


・得意な専門分野のみ15年間担当する歯科衛生士

・同じ業務なのに寄り添うから「患者さんの話を聞く」に意識を変えたら、合コンみたく楽しくなってる

・仕事が評価されて収入10%アップ

・厳しすぎる指導と患者さんからのクレームがこの2年間ゼロ

・必要ないモノを捨てまくり、お気に入りモノになった自宅が私のパワースポットになる

・趣味から繋がった整理収納アドバイザーとしても収入を得るようになる

こんな感じです。


自分が好きなモノを見極め
無駄を削ぎ落し快適な空間を手に入れて、
自分の気持ちと向き合って
外の他人目線や
苦手なことを手放したら
心からやりたいことを優先してもいいと思えて
楽しく過ごしてます。


ちょっと長いですが、エンタメ感覚でかいているのでライトな感じで読んで頂ければと思います。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

1:私のファミリー
2:子宮がんの診断をうけ、モノを捨てまくる
3:がん治療体験を話す
4:突っ走る事を決断
5:違和感を感じ始める
6:自分責めを捨ててみる

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・



1:私のファミリー

私のひいおばあちゃんは98歳、私が中学生時まで元気に生きてました。
「おばちゃんのおかあさん」という
家族関係がよく理解できない幼少期から、遊びに行くと一緒にお菓子を食べたり、
お小遣い3000円をくれたりいつも笑顔でした。


そしておばあちゃんは、自分のことより家族のために動いてくれて
心配をしながら暖かく見守ってくれてました。
おしゃべりが大好きで
・両親が結婚するまでのこと
・私が生まれた日
・2歳の時ストーブでやけどしたこと など
私の記憶にない家族との時間を色々と聞かせてくれました。
これは本当に貴重な時間だったと、大人になった今だからこそ思います。

「孫の結婚式に出席するまで、頑張って生きる」が口癖になり
その目標を達成して97歳、私が40歳の時まで生きました。


二人のことを見ていたので
「私も90代までどんな人生になるんだろう」
「きっと長生きするんだろな、私」
漠然と過ごしてました。



2:子宮がんの診断をうける

私の仕事は
2006年より「人間ドックの歯科検診」担当になりました。
主な業務は早期発見と重症化リスクに備えるための保健指導です。

簡単に言うと
「虫歯はないかな?」
「歯周病にならない為のアドバイス」など
歯と口腔内の健康について専門指導する歯科衛生士。

その中で
・毎年検診を受けて、健康であることを報告してくれる方
・早期発見により口腔がんの治療を受けられた方
・歯周病予防習慣ができ、健康を維持している方
・治療放置をして悪化する方
など大半は健康な方ですが
長年の警告にもかかわらず、
受診をされないで残念な結果になる方もいることも学びました。



検診結果によって精密検査はしてみよう。
毎年検診を受けても、見つけにく病気はあるということを
年間5000人の患者さんに伝え、自分にも言い聞かせてました。



2013年、35歳子宮がん治療をすることに。
私の場合、
人間ドックの婦人科検診を受けたら精密検査の判定を受けて専門病院へ。
自覚症状はなかったので
「まさか私が??」
の状態で精密検査をして発見されました。



検査ばかり嫌だな、
採血痛いな、
お会計の待ち時間長いな等
不満もあったけど
落ち込んだり
不安で眠れなかったり
自暴になったりは
あまり感じなかったのが本音です。

自覚症状も痛みも無いから、治療開始前にいつも通りの生活が出来たのもラッキーでした。


治療が始まる前の2ヶ月間で
「いつ自宅に戻れなくなっても大丈夫にしたい」
と不要なものを捨てはじめました。

収納スペースの中になるものを引っ張り出して
ゴミ袋に詰める。
「なんでこんなのとっておいたんだろう」
と向き合いながら
物理的にすっきりした家にしました。


実家にある
昔からの写真や日記は公開されてもいいものだけを残して全て捨てました。

自宅にある
まだ着れる服より
今めっちゃ着たい服にクローゼットを変えました。
いつか使おうの物を全部使い始めました。


仕事に関しては、
後任の人や患者さんに迷惑がかからないようと
マニュアル作りを完璧に仕上げました。


自分が医療職だから、
冷静に受け止めて
決断をしていったからだと思ってました。


でもこれは私の思い込み。
実際は沢山の人のおかげだったと
2019年に知りました。


3:ガン体験を話す

ご縁があって
がんケア専門の看護師さん達の前で
私の体験を話す機会がありました。


一通り話したあとに質問コーナーとなり
「告知を聞いた時の気持ち」
「家族に話した時のこと」
「入院した時にもう一度の手術説明を聞いた時の気持ち」
「外来と病棟ナースの違いに違和感あったか」など
私がどう感じたか、
周りのサポートをどう受け取ったかに集中したんです。
どんな治療したかより。


医療技術だけでなく
患者さんに寄り添うスキル
を追求する看護師さんの姿に
目の当たりにした瞬間でした。




~~~

・精密検査を強く勧めてくれて、病院選びを一緒にしてくれた。
・外来での何回もあった治療や入院説明。
・「すぐ具合悪くなったらナースコール押して」と我慢をしないことを教えてくれた。
・オペ当日に色々なスタッフからに何回も
 「寝れましたか?」「気分はどうですか?」と聞かれたこと。
・術後も様子を見ながら話しかけてくれた。

~~~~~

患者さんとのコミュニケーションとして、
がん患者さんにはより深いモノが求められていて、
それを意識して日々業務に携わっている看護師さん達がいらっしゃる。

私はそのマジックにかかったから
不安にならずに治療できてたことを知りました。




4:突っ走る事を決める


この話を受けて
医療職として私も寄り添う技術を身につけないと!
私の担当患者さんを全員救わなければ
と使命感に日々燃えることに。


ちょうどこの頃、
がん再発の可能性も低くなり
生きることへの目標、欲が出てきてる頃でした。


これからの私の時間はラッキータイム。
楽しまないとね。
仕事もプライベートも
弱音をついてる暇はないと走り出しました。


人前では笑顔で明るく立ち振る舞う
1人時間で落ち込んだり
モヤモヤしたら
「ネガティブは駄目!直ぐにポジティブ変換」と切り替え
が得意になっていきました。
いい意味でスルースキルを活用しまくり。


歯科衛生士としては
「私の担当患者さんは、
良い習慣を身につけて健康寿命を延ばしてほしい」と。
モチベーションを下がった人には
「歯磨きはどうしたら出来るかな?」
「定期的メンテナンスはどうしたら続くかな?」
あの手この手で話をして
患者さんが
「頑張ります」という気持ちになるまで
帰さないと意気込む毎日。


患者さんが
消極的だったり
継続できないのは
私の伝える技術や情報が不足と更に前のめりになってました。





5:違和感を感じ始める


私がこんなに熱意を込めて話をしてるの
患者さんは行動してくれない、
習慣に変化してくれないと感じる事もありました。

更に
「やっぱり怒られちゃったな」
「熱意はありがたいけど、ちょっと窮屈に感じる」
というご意見を頂くことが多くなり始めました。



そんな時こそ
「(患者さんが)弱音も履いてくれるほど、信頼関係ができてる」
「出来たことにもう少し着目した伝え方に変えれば大丈夫」
「言い難い事も伝えてくれた患者さんたちに感謝だな」
と無理やりポジティブ変換な私へ。

それを続けていると
直接伝えてくれる方や
受診拒否をする方がじわり増えてきました。
受診人数(15%減)のデーターによって周りの職場の人にもその状況が共有されることに。

本当は仕事の進め方や悩んでることについて周りに相談したいのに
自分なりに工夫していることをアピールしてました。

「本当はどう思った?」
「無理やりになんでも感謝をしてるかも?」
「無理やりポジティブ変換の癖がついてるのではないの??」
という疑問を持つことに。

本心と違うから苦しくなったり、落ち込んだりでブレる自分が嫌いだった。
途中で心折れる自分のループに嫌気を感じる日々に突入しました。



6:縛られた考え方を手放してみる


がん治療をきっかけに
自分のモノの片付けして
すっきり生活する快適さのとりこになりました。
断捨離やときめく片付けなどの本を読るだけでは物足りず、
整理収納アドバイザーの資格を取得していきました。

この勉強をしてる時
「どんなライフスタイルにしたいですか?」
という質問がありました。

ライフスタイルに合わせて
手放すモノが出てくるし
更に
スタイルは変化していくので
大切にしたいモノは一生同じでない
と気づきました。


「一か月の消費量をまず計算して、ストックの量をため込みをやめよう」
「使わないモノを捨てたほうがいい」
「1年以上使わないモノを手放しても大丈夫」

私の理想ばかりお客さんに押し付けると、トラブルになるんですよね。
「お客さんがどうなりたいか」が重要であること。



例えば
おばあちゃんから譲りうけたグラスを
思い出しとして大切に持ち続ける事は私が決めること。

洗って磨くことに時間が使えなくなったら
手放すことを決めるのも私。

使ってなくても
手間がかかっても
「私はどうしたいのか」は自分で決めること、腑に落ちました。


一人一人の健康もそうなんですよね。
私は
患者さんの「どうしたい?」に耳を傾けてませんでした。

医療職という立場を使って
私は無理やり
患者さんの目標を定め、その方向へ促してました。


患者さんかどうしたいか決めて
「健康になる手段や情報を知りたい」
と言われたら
惜しみなく手渡すことが私の役割だとやっと自覚しました。



もう一つは小田桐あさぎさんの講座を受講したことです。
ワークを始めていくと
「本当はこれやりたくなかったんだなぁ」
「周りの顔色を伺いながらやってたんだなぁ」が溢れ出できました。

 

 

 

お昼休みスタッフのみんなと、話をするのも楽しい。

だけど

昼寝をしたい日もあるのを伝えてみる

 

人より時間が掛かるので、

焦りながらやってる治療があるから、

得意な先輩に相談してみる

 

トイレに行きたい時に

患者さんに待ってもらう。

 

後輩が発注ミスがないか、心配するのをやめてみる。

 

残業で疲れた日は

夕食をお惣菜にしたり 

旦那さんが用意してくれるか聞いてみる

 

 

 

相手の器を小さく見積もって
全部1人抱え込んで突っ走ってたこと。

相手を信頼してないから
勝手に心配したり
自らストレスを抱え込んでいると痛感しました。
そして
毎日のささやかな自分の本心の声を無視しすぎてるじゃん。
ポジティブすぎる私が本心を聞き取ることをしてないことにも気づきました。


さらに講座内の魅力タイプ診断が最強ツールでした。
最初はタイプになりきって行動することにビクビク。

続けてみると

自分が不得意だったを手放したことです。

 


「患者さんに寄り添う言葉を探ること」を手放してもクレームにならなかった。

 

 

「私にとっての歯の健康は~」をお伝えして

その後どう行動するかは

患者さんにおまかせする。

 

 

お片付けの仕事では

私のセンスで

クライアント様のお気に入りスペースを提案してみる。

 

「もったいないから手放せない」の理由が

人それぞれ違い

興味深いので、聞いてみる。

 

 

やる気が起きるの

それぞれタイミングあるから焦らずに待つこと。

 

少しづつ
周りを信じて本音を伝えて生活したら
みんなが優しかったと再確認。

自分の幹をどんどん太くして
気持ち、捉え方、在り方に蓋をしない生き方をしたい。
自分の犠牲の上に成り立つことはしたくないと。
ポジティブ変換も心から思う事だけで良いと思えてきたし、
嫌いなこと、
苦手なことは伝えることがまず大切と知って
少しづつ無理なく過ごせる日々になってます

 

 

そして

かなえたい夢に書いた

「犬を飼いたい」

がジワジワと湧き上がりました。

2021年6月より保護犬のトイプードルを

向かい入れ、新たな生活がスタート。

 

そこの視点でも

・自分で頑張りすぎないで、得意な人に任せる

・分からない事を聞いてみる

・プロの力を借りる

など日々チャレンジです。

 

自分の苦手な事を手放して

余白を作ったら

何年とボャット願ってた

犬との生活がスタートしました。



「もっと私は頑張らないと!!」と
ブンブン腕を振り回しすぎて
その痛みに気づかないこと。
強い鎧をガジガジにつけること。


あの時の私にはもう戻りたくない。
今はその中で生きてます。


昔の私と同じように
頑張りすぎてどこに進めか良いか迷ってる方がいらしたら、相談をうけてますので良かったらメッセージくださいね。


 

​メディア掲載・活動等

(株)ビコー「ピカハウス」にて「お片付けワンポイントコラム」の編集並びに執筆

「お片づけ依頼ナビ」へ専門家登録・掲載

​​2019年11月「仕事をつつけるために綺麗な部屋にかえろう」出版

「モノシル」​にて専門家として執筆

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~プライベートな私~

海が好きです

なので

スポーツ:サーフィン、スノボー(板ってだけの共通)

手芸:ハワイアンキルト

旅行:ビーチリゾート   など関連すること続けてます

コンサート・演劇も好きです。

なので

野外で2時間以上並ぶことしてます。

ネチネチ粘る所もあります。

しかしチケットが取れないと

あっさり諦め、立ち直りが早いです。

 

家の掃除を念入りにしてる時は願掛けをしてると察知してください。

 

大好きはチョコとドーナツを食べてるのを控えてるときは

楽しい企画がある時なのでそっとしておいてください。

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